朝焼けの中で

ぶらいあんの自転車日誌

2023関西シクロクロス美山

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まず結果から言うとダメダメ。

84%ってもう後ろに何人もいない順位。

今期M2残留やばいかも。

第1戦の後にブルベ200kmを走って、けっこう調子いいかも!?って思っていた鼻っ柱をへし折られるくらい走れない。

みんな登り少ないし、疲れないコースとか言ってるけど、もう登りになるとゴボウ抜かれて、気がつけばほぼ最後尾。完走がやっとでした。f:id:moorie:20231114171930j:image
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まず暑い。

混雑して怖い。

何を言ってもいいわけですが。
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レース終わって、みんなの応援しながら屋台で色々買ってビール飲んで、家まで送ってもらって、その点では最高でした(^^)
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BRM1029近畿200福山

ブルベの200kmは長距離を走る上での入門編で、特にノウハウが必要なほどでも無いけれど、いくつか特殊な状況もあるので記録しておく。

200kmという距離はたいてい10時間から13時間くらいあれば走れるので、単日の休みの朝から走って、夕方に終わることが多い。土曜日の朝6時から走って、夕方6時に終わって、疲れても日曜日ゆっくり休養して、月曜日仕事というのがよくあるパターン。ただ今回は日曜日深夜0時スタート。土曜日の夜に集合してスタートして、翌日曜日のお昼に終わる。なので土曜日仕事があっても仕事の後にスタート地点に移動して、少し時間があれば仮眠して参加できる。月曜日仕事でも日曜日のお昼に終わるので翌日仕事できる。日曜日週休1日の人でも敷居が低い。

私の場合も土曜日の午後3時まで仕事して友達と待ち合わせて車で京都から福山まで移動。7時に福山着いて、食事して、8時から快活クラブで11時まで仮眠してスタート地点まで移動した。しっかり眠れなかったけど、うとうとできたのでなんとかなるだろう。200kmだしね。

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スタートは福山城。JR駅の北側でわかりやすい。福山から200kmしまなみ海道の往復が今回のコース。

ちょっと肌寒いけど、これくらいが走るのにちょうどいいかも。冬用では無いけれど防風性の高い手袋、シューズカバー、ウインドブレーカーを着けて出走。

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当たり前だけど真っ暗。

走り出してすぐに友達が次々とパンク。

前半なのでそんなに焦ることは無い。

ただ眠いのでここでコーヒー投下。
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92km。今治で折り返し。

やっぱり少し眠いのでここで再びカフェインドロップ投下。

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しまなみ海道をずっと走ってきたけれど、残念ながらずっと真っ暗で景色の写真は無し。真っ暗でつまらないと言えばつまらないけれど、車も少なく、暑くもなく、少し眠いけど快調に半分走れた。ここでアベレージが約20km/hだったので順調である。往路はチェックポイントも少なく、登りもほとんどなかったから。

ここからの帰りはいくつか登りがあり、チェックポイントも多いけれど、ま、なんとかなりそう。

そして最初の難関、亀老山展望台。

標高約300m。

太ってから登り嫌いなんだけど、夜で涼しいこともあって難なくクリアできた。

亀の前で写真。

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展望台からの景色。

満月が本当に美しかった。
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ここから見る日の出も美しいと思うんだけれど夜明けまでは30分以上あるので先を急ぐ。

止まっていると寒いので。
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夜明け前の海岸線。
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そして夜明け過ぎのサイクリストの聖地。

今回のチェックポイント。

聖地だけど紛争は無く平和である。
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そして往路では真っ暗でわからなかった愛媛と広島の県境。

県境だけど、広島焼きとみかんの食べ方で喧嘩しているわけではなく平和。
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朝なので暑く無く走りやすい。

みんなけっこう元気でペースも速い。

距離が200kmで短いということもあって登りでアタックがかかったりする。みんな余裕があるのか?それとも眠くて頭がハイになっているのか?そのあたりはよくわからない。

フルサスブロックタイヤブルベ教に入信した人。

最近教祖様は見かけないけど元気かな。

マウンテンバイクなのに強い。
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因島では楽しみにしていたはっさく大福をげっと。
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因島に行けば食べたいんだけど早朝だとやってないし、昼からだと売り切れてるしで、今回初めて食べた。
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みかん大福も食べた。

すごく美味しいので行ったら食べてみてください。景色もいい。

因島まで来たら残り40km。

しまなみ海道なのでずっと景色はいい。

ただ私は今年海岸線ばかり走ってきたので海を観ても特に何とも思わない。不感症になってしまった。
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歌港からフェリーで尾道へ。

タイミングよく停泊していたので急いで飛び乗った(正確には押して乗った)。

タイミング悪いと20分くらい待つことになるのだ。
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本州に渡って鞆の浦で写真撮影。

ここまで来たらあとは10km。
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鞆の浦周辺の古い街並み。

観光客も多いけど京都ほどでは無い。

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ゴールも福山城
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約11時間。
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お城の御殿の中で受付。

唐揚げやらおにぎりやら手作りケーキやらジュースやら素晴らしいおもてなしだった。

参加費1800円で200km走って、11時間楽しめて、本当に感謝しかない。
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せっかくなので帰りに広島風お好み焼き。
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あと前日夜食べた尾道風ラーメン。

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どの点が尾道風なのかよくわからないけどちょっと塩辛い。

これで今年度のブルベはおしまい。

ブルベシーズンは11月から始まって翌年の10月までで区切りなのだ。今年度はまず伊勢の300kmで雨と風で激しく寒い思いをし、真夏のしまなみ400kmで死ぬほど暑い思いをし、金沢往復600kmでヘトヘトになり、最後10月29日のしまなみ200kmで締めくくった。これで200、300、400、600kmとコンプリート。SRの申請ができる。スーパーランドナーだ。ただこのSR申請の締切が11月10日までで今回の200kmの承認番号がフランスから来るのがいつになるかわからないのがちょっと不安ではある。

 

 

2023関西シクロクロス初戦・御坊日高川

今年も始まりましたシクロクロスシーズン。

10月から2月はほぼ毎週シクロクロスレース。

今年はどれくらいの調子なのか??

レースに対する機材は毎年同じように準備しているけれど、実際自分が速いのか遅いのかは、わかっているようでわかっていない。

この開幕戦走ってみて、自分の状態がわかる。

この開幕戦までに痩せるつもりではあったが、今年もダイエットはできず。さらに増量してシーズンを迎えてしまう。

ま、与えられた状況で走るしかない。

レース前、レース後は久しぶりに会う友人たちと和気あいあいに近況を語りあう。みんな変わってたり変わっていなかったり、3年近く音信不通だった友達が3年前と同じように登場したり、まるで同窓会のようである。これが楽しくてレースを続けている。

会場は和歌山県御坊市

めちゃくちゃ遠い。

3時半に起きて準備して、4時に家を出て4時30分からすき家で牛丼食べて、5時に京都を出発。

高速に入る前にすき家に携帯忘れていることに気がつく。

あーーー。

スタートからしてやらかした。

ま、無事届くことを信じてレース会場へ。

試走してレース。

事前の情報でコースは砂だらけでかなりキツいレースになることはわかっていた。

それが吉となるか凶となるか。

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ゼッケンは49番。後の方のスタート。

先頭から2列くらいの選手は最速ラインを選んで自転車に乗ってスタート。

それ以外の選手はゾンビのように自転車を押して走る。

聖者の行進。

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自転車レースなのにみんな自転車に乗っていない。

これで前の方のメンバーはずっと先に行ってしまう。
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自分の実力から最初から無理をすると後半バテるので無理なく走る。
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砂地は乗れるだけ乗るけど、無理そうだと降りる。

あたりまえだけど、もたついたり、誰かと絡まったり、怪我だけはしないように、無理な追い越しで険悪になったりしないように、自分の部をわきまえた走りでゴールまで。

初戦ということもあるのか30分がものすごく長い。

家で寝転んでNetflix観てる100倍くらい長く感じる。

時間がくれば解放してくれるのがレースのいいところ、無事終了。

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ポイントゲット。

このポイントの積み重ねで来期も同じカテゴリーに残留できるか決まる。

レース前に予想していたよりいい成績だったので大満足。悔しいとか、失敗したとか全く無くて、どちらかと言うとうまく走れた。

目標は低いけどとりあえず残留目指してがんばるぞ。

来期は60オーバークラスでもいいかな。

静岡おでんの旅

9月に青春18きっぷが残っていたので静岡まで。

静岡おでんが食べたい。

そんな強いのか弱いのかわからないモチベーションで出発。

駄菓子屋おでんの店の中から。

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思い出すだけでまた行きたくなる。

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青春18きっぷ、1日中特急以外の電車が乗り放題でそれが5回ぶんで12050円。安いけど期限が切れると無効になる。そうすると安く買っても結局は無駄になる。なので最終日に駆け込み使用。

京都から静岡片道約6時間往復12時間の日帰り旅。

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教えてもらった駄菓子屋おでんの店の外側。

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ここが楽しい。次にまた静岡に来る機会があれば再訪したい。そんで今回飲めなかったビールでおでんを山ほど食べよう(この日はまだまだ自転車乗る予定があったので)。
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かき氷とおでんが有名。
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どれもおいしい。

少し小さいけど。

特に牛スジがおいしかった。

あと静岡の人に怒られるかもしれないけど黒はんぺんはわかるけど、さつまあげとか、だんごとか、しのだまきとか、しらやきとか、なるととか、すじとか、そう違いがわからない練り物そんなに種類必要なのか?と思った。
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有名人も大勢訪れてました。
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お土産もここで購入。
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食事の後にすぐ近くの駿府城へ。

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家康ブームみたいだけど、実は大河観てないのでよくわからないです。

次は元祖安倍川餅の店へ。

安倍川の横にある茶店

たぶん江戸時代とか渡し船の待ち時間に食べたのではないかな。

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渋い店。
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ここも芸能人が多く訪れてます。
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安倍川餅と茹でた餅。

茹でた方はわさび醤油で食べる。

ま、話のタネに一度どうぞ。

次に絶対行って見たかったのが青葉おでん街。

時間が早かったので営業前でした。

次回は夜に来るぞ!
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そして静岡に来たもう一つの用事が時計の修理。

何点か持ってきて修理終了後に送ってもらうことにしました。

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その後帰るまで少し時間があったので登呂遺跡。
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駅から自転車で10分くらいかな?比較的近いので行く価値あります。

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年に1回くらいしか乗ってないぞ!バイクフライデー。かわいいんだけど、旅に出る時間がなかなか取れないのです。
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電車乗る前にもう一軒、静岡駅近のおでん屋さん。

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半熟卵のおでん。
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青のりとカツオの粉をトッピング。

これがクセになって今では家でもトッピングしてます。
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豚足おでん。
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ジャガイモと大根。
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一軒目に比べて感動は無し。

やっぱり駄菓子屋おでんだわ。

 

そして1ヶ月後。

預けていた時計が戻ってきました。

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20代で購入したので30年以上経ちます。最近想定外に止まってたりするので修理に出しました。

仕事がらスーツを着るような機会も無いし、iPhoneもあるし、ガーミンの腕時計もあるので出番は少ないです。

ただ調子が悪いまま置いておくのももったいないし、かと言ってあまり修理にお金がかかるのももったいないし、難しいところです。

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修理前の中の画像も送ってもらいました。

初めて自分の時計の中を見ました。

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代金は27500円でした。

安い時計なら買えますね。

通常5年に1回は点検に出す方がいいみたい。私も今度からそうします。

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ついでにこれも20代に使ってて止まったままになってたクオーツの腕時計をバッテリー交換。黒いアランチャンのとソットサス。

電池交換一つ1000円。整備はしてもらってないけど壊れてないかだけ確認してもらった。

ほとんど使うことないけど動いてないままずっと置いておくのもかわいそうなので電池交換してもらった。

自分がサラリーマンをしていた35年前はスマホも無くて、携帯電話といえば社長用に秘書が肩からぶら下げるような大きいものしかなく、各自腕時計必須だったなー。

おしまい。

 

Grinduro2023白馬

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数年前に一度開催されて、その時は参加できず、楽しそうだなーって思ってそのままコロナ禍に入り、ずっと開催されないまま時が過ぎて、今年久しぶりに開催されるというので楽しみにしていたイベント。

日本で開催されるけど、スタッフは外国人が主で、海外イベントのような時間やルールがルーズな点が気になるけれど、ま、コンペティションを求めないなら、非常に楽しいイベントでした。

自分自身もう順位などは箸にも棒にもかからないので、飲食やお土産に軸足を置いて楽しんできました。

参加費は高いですが、ノベルティなどいろいろ貰えるのがとても嬉しいです。

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受付で全員にゼッケンと計測チップとともに貰えるサコッシュと補給食とステッカー。このバーは外国っぽい味だけどけっこうおいしいです。しっとりしてパサパサせず食べやすい。

全員に計測チップあるならもう少しちゃんとできたのでは?とは思いますが、ちゃんとした人がちゃんとした機材を使ってやるからちゃんとできるのであって、慣れない機材をいきなり本番に使うのは無理があります。

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ワフーブースでトレーナーを使った競争。

参加賞にクラフトビールをもらいました。
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グラインデューロのクラフトビール800円。買って飲んでたらあとで無料で配ってました。ちょっとショック。

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evocコーナーでバイクパッキング競争。

バイクパッキングのスピードを競うのですが、なかなか難しいです。

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ただ全員にヒップバッグがもらえました。

シュワルベブースでは自転車を洗う石鹸が貰えました。
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自動車のディフェンダーのブースではアンケートに答えるとキャンプ用のミニ椅子をゲット。

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ディフェンダーではさらに速乾タオル。

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グラベル推しのシマノブースではバンダナをゲット。めちゃかわいい。

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コーナーバイク。

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サルサコーナーではグローブ、giroではソックスが貰えました。

もう走る前からいっぱいゲット。大満足です。

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自分へのお土産にニットキャップとTシャツを購入。各3000円でした。

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スタート&ゴールゲート

朝食はおにぎりとりんご。

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ともかく景色がいい。

そして涼しい。

たぶん長野は夏が終わったら一気に冬。

10月ですが秋らしさが無かったです。

レースはオンロードオフロード合わせて約100km。

かなりしんどいです。

初心者はハーフコースがおすすめ。
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ランチはハンバーガー。
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発売前のカッコいいグラベルバイク。f:id:moorie:20231010131343j:image

ケンタさんのケルビム。

前日組み上がったらしい。

シングルスピードなのに速い!

ユーチューバー舐めてました。
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夜はキャンプしてビール飲んで。

帰りはツルヤスーパーで買い物して帰宅。
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キャンプ二日目の夜は雨でテントの中に水が浸水して大変でした。
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帰宅して濡れた物を干して終了。

テント泊は楽しいけど後片付けがめんどくさい。

 

 

 

 

 

BRM923近畿600イバラキイバラキ

この前の24時間テレビで同世代のタレントが、24時間で100kmを走りきった。「すごい!」「感動した!」という声をよく聞いて、自分も「へー」とか、「すごいねー」とか言って聞き流してたんだけど、自分の周りにいる少し変な人たちは24時間で100km走るとか、それこそそんなに大したこと無いんじゃないか?って内心思っていた。ま、自分はできないけど。

というわけで自分は自転車で600kmを36時間くらいで走るぞ。そんなふうに考えていた。

ルート名のイバラキイバラキは大阪の茨木から金沢の茨木の往復でのことで、茨城県のことではないです。茨城県だと片道で600kmくらいかな。600kmってそんな距離です。青春18きっぷ茨城県行ってもけっこうしんどいと思うけど自転車だとかなりしんどいです。600km。

ま、でも、すごいですねーってみんなに言ってもらいたいわけではなくて、今の自分にとってけっこうハードルの高い自分の中での挑戦。そんな感じ。

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映える!越前看板。

越前行ったのに海鮮もカニも食べなかったー。

気持ちに余裕無かったです。

9/23土曜日朝6時大阪茨木集合。

ここから金沢まで片道約300km。往復で600km。

夏休みに福井の恐竜博物館まで車でドライブに行ってけっこう遠かったんだけど、それよりさらに遠い。
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まず大阪から淀、伏見を抜けて琵琶湖へ。

暑い。
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堅田を抜けると信号も少なくかなりハイペース。

信号待ちや、コンビニ休憩もしているのに平均速度は21.5kmほど。

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追いついてきたL1の女子。

速い!

しばらく着いていったけど、脚が攣りかけてきた。このペースで600kmは無理なので見送る。

教訓、前半たとえ体力に余裕があるとしても、女性の前だからといって自分の実力以上のスピードで走るのはやめましょう。あとで酷い目に遭います。
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まだ100kmなのに暑さと疲れでぐったりした。

インスタ映える風車の公園で休憩。

滋賀はまだまだ暑い。

そしてずっと逆風。

この後金沢まで、ずっと逆風。
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背中に氷を入れるポケット付きのベスト。

今回暑かったので活躍したかも。自分は持ってないけど。。。

今回はヤマちゃんと二人で参加。いつもながら前を走ってくれるので助かる。

 

滋賀を過ぎ、敦賀を越えると旧北陸鉄道のトンネル跡を走る。

これは昨年の600kmでも走ったコース。

そんな話をしながら走っていたら道を間違えた。

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この時点ではもう間違えていた。
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トンネルは2個ほど走ってそのあとは海岸へ抜けて越前のエンゼルラインを走るところを、トンネル跡を最後までずっと走っていた。8個くらいトンネルを抜けた時点でやっと気がついた。これ違うぞ。

ここに至る途中でヤマちゃんのガーミンのナビがフリーズして、私のナビも再検索ルートを提示していた。通常ルートから外れた時点で勝手に新たなルートを再検索していたのだ。

さてどうする。そこからトンネルの脇の無駄にガレた林道の峠を登り、そして下り、パンクをして、大きい道に出たものの目標のコースは下に見える海岸線の道。自分はまだすごい山の上にいる。
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ただ運がいいことに海岸に降りるルートを見つけ、なんとか通常ルートに戻ることができた。

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杉津PAで右じゃなく左だった。後悔先にたたず。

結果距離7.5kmほど、高低差300mほど、時間1時間ほど余分に走るだけですんだ。

全部で600kmなので誤差に過ぎない。

教訓、ブルベではガーミンはルート再検索しないように設定しておこう。あと間違えは気づいた時点で元のルートに戻ろう。自己流でアレンジするとたいてい失敗する。
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なんとか越前海岸。

信号も少なく、アップダウンも少なく走りやすい。

ただしここも超逆風。

延々と海岸を走って、スタートから200kmくらいきた時点で日の入り。
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ここから金沢まで100km、そして金沢からここまでの100kmがナイトライド。

チェックポイントの岬。
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暴風で歩くのも怖いくらいだった。

そして金沢へ。

夜の11時過ぎ。

繁華街の河原町

すごい人。

京都の河原町みたいだ。
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そして折り返し。

今回600kmで申し込んでいたが、参加者の半分くらいが300kmで申し込んでいた。300kmなら金沢でゴール。夜ホテルで宿泊して翌日の日曜日金沢観光して電車で帰れる。なんか優雅。

600km組は来た道を折り返し。

折り返しなので帰り道を間違える心配が少ないのは助かる。
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あと夜間は暗いけど涼しい。風も弱くなり、追い風。かなり楽になるが今度は眠くなる。

深夜あまりに眠くてコンビニで休憩するも原則は仮眠禁止。コーヒー飲んでカフェイン投入。

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夜明け前4時半頃、あまり眠いので越前海岸のベンチで寝転がって20分ほど仮眠。ここではスッキリ眠れた。

風が強くてけっこう寒かったけど。
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目が覚めたら夜が明けていた。

朝になってもしばらくは涼しくて快適なブルベ。

そこからまた北陸トンネルを越えて敦賀へ。
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敦賀を過ぎてからの国境の峠の長いことよ。

もう大嫌い峠リストに加えた。

琵琶湖に入ると平坦基調だけど今度は暑い。

熱中症の心配。冷たい飲み物を適宜飲む。

今回も24時間過ぎたあたりから胃が気

持ち悪くて、あまり補給がとれていない。

補給がとれないとまずい。燃料切れでどこかで倒れてしまうから。

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滋賀県の琵琶湖岸を越えて

堅田

雄琴

大津

石山

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ラーメン横綱かと思ったら違った。

京都の手前の南郷で最終チェックポイント。

暑いのでアイスクリームを食べる。

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そしていざ京都へ。
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550km以上走ってもまだ20%を超える峠が二つもある鬼設定。
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私は途中で足をついてしまう。

石山から笠取ゴルフから宇治へ、そこから桃山へ抜ける峠。

ここも大嫌い峠リストに加えた。
それを越えるとあとはほぼ平坦で30kmほど。
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補給がとれていないのでハンガーノック気味。

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バッグの中のチョコはドロドロに溶けている。

教訓

暑い日の補給にチョコは選ばないこと。

ちなみにナマモノも補給にむきません。

トマトジュースと飴玉でしのぐ。

コーラや炭酸ジュースは胃が気持ち悪くてうけつけなくなっていた。

できれば36時間以内と思っていたので平地も休まず緩めず最後までがんばって無事ゴール。

最後のゴールのコンビニでは倒れそうになった。


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35時間56分。無事完走。

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茨木でゴールの受付をして阪急電車で帰宅。

めちゃくちゃ疲れた。

ま、制限時間までまだ4時間近くあったのでゆっくり走ればいいのだけれど、なんとなく早く終わりたかったのだ。

これで今年のブルベは300km、400km、600kmと完走。SRという称号を獲得するには10月末までにあと200kmを一回完走する必要がある。

がんばるぞー。

後編BRM722近畿400km東予 ゆめしま海道と呼び鈴渡船

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今回の完走記念メダル。このメダルがもらえる大会は限られているので、このために頑張って完走した。これを見るたびに今回の過酷なブルベを思いだせそう。

一般的に400kmブルベは200kmや300km、600kmと比べても難しい気がする。自転車で200km走るだけでも大変と言えば大変だけど、それをクリアすればあとはコツというかノウハウで300km、400km、600kmは走れる気がする。ただ400kmはその中で一番休憩するタイミングや時間が難しい。制限時間の長い600kmなら何時間か寝る時間を確保できるけど400kmだと休憩して寝てしまうと完走が難しい。かといって寝ないと眠い。眠さとの戦いでもある。長距離は若くて、鍛えていて、体力やスピードのある人には簡単かもしれないけれど、限られた体力の人がいかに工夫して完走するかが試されるところが面白い。なので純粋なアスリートぽい人は少なく、普通のおじさん、文化系クラブっぽい青年が多い。あとヒルクライムシクロクロスではあまり見かけない太った人もけっこういる。それがけっこう速かったりする。

眠さとの戦いと言えばカフェインで、ブルベ前は10日ほどコーヒーを我慢してカフェイン断ちする。そうすると眠くなってきた時にコーヒーを飲むと目が覚める。眠い時のカフェインは一気に覚醒する。眠さがなくなるだけではなく、脳が冴え渡り、万能にいろいろなことが解決できそうな気がするほど。ただその状態は長くは続かず、また数時間すると眠くなってくる。そしてコーヒーを飲んでもだんだん効かなくなってくる。そういう時は私はカフェイン入りの飴を食べている。舐めるんじゃなくガリガリ噛み潰して食べる。これが私に合ってるのか、たいていの場合眠さから復活できる。

味もコーヒー味で好み。

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緑茶が眠気に効く人もいるけど私の場合疲れた状態で緑茶を飲むと気持ち悪くなって、モンスターエナジーレッドブルも味が濃くて気持ち悪くて、後半はほとんど水だけ飲んでた。

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ずっと晴天!

景色がいいんだけど、それもすぐ当たり前に(^。^)
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海でじゃぶじゃぶ遊ぶ余裕なし。

着替えを持ってないのもあるし、残り何百キロも走る必要があったので。
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前半はまだ写真撮る余裕があったけど後半はその余裕も無し。24時間ただ自転車を漕いでるだけで音楽も聞かず。なんかいろいろ考えてたことあったはずなんだけど、全部忘れた。

今回一人で参加していたのでいろいろ知らない人とも話をした。最初のうちは集団で走ることもあるが、半日も過ぎると、一人で走ることが多くなる。とは言ってもチェックポイントや船着場などでは何人かと会うので、無言でいるのも気が悪いし、挨拶をして、ひとりごとのように話したり話しかけられたりする。なんでそんなに詳しいんだおじさんがいて、しまなみってコンビニ少ないですねーって言うと、〇〇島のどこそこにヤマザキショップがありますとか、今からの坂の斜度はどれくらいで例えるとXX坂くらいですとか、特に聞かない情報まで教えてくれる。あまりに詳しいので不思議に思っていたらしまなみの島の中に住んでいる人だった。そういう人も参加するんだと驚いた。あと日が暮れてからチェックポイントが見つからず、コースを行ったり来たりしていると一緒に考えてくれたり、ガーミンのナビがうまく使えず迷っている人を案内したりもした。ただ各自走力が違うのでずっと一緒に走ると気を使ったり、頑張りすぎて疲れるので大抵はその部分部分で話をしてすぐ別れて走る。その方が気楽だから。

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コースの難易度は最初と最後の四国部分は簡単。しまなみの島々は複雑。

このブルベ自体よくできたコースだと思う。暑さもあり今までで一番厳しいブルベだったけど、春や秋なら気持ちよく走れそう。たまたまかもしれないけど体力のある前半部分は厳しく、疲れてくる後半は易しかった。

しまなみ海道は通常150kmくらいで往復できるところを今回はいろいろな島の外周をくるくる回って、しまなみ往復だけで約300km。四国部分は100km。ゴール手前の最後の峠が大きく感じるけど実際はどーんと登って後はゴールまでずっと下りだったのでどっちかというと楽で気持ちいい。逆にしまなみの島の外周は8%前後のアップダウンが小刻みに続き、道も悪く、めちゃくちゃしんどい。さらに天気が良過ぎて熱中症気味、脚もピクピク痙攣する。前半がんばり過ぎた人は大変だったと思う。

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ガーミンの記録の最高気温49℃はおおげさだけど、アスファルトの上で信号待ちとかしてたら死にそうに暑い。ともかくひたすら自販機で買った水を飲んだり、浴びたりしてた。

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ガーミンのデータ。スタートしてすぐとゴール手前、めちゃくちゃとばしている。最初は元気だし最後は出し惜しみする必要が無いので。

今回ガーミンに対する慣れや設定もすごく重要だった。私もガーミンを見ているのに真夜中何度も道を間違えた。明るいうちは道路の案内の看板も見えるが夜になると島は真っ暗になるので看板をつい見落としてしまう。そうなるとガーミンのナビが頼りだけど、今回のルートはガーミン泣かせ。同じ橋や道を往路と復路で使いながらぐるぐると島を回るのでガーミンが往路か復路か迷ってピーピー鳴り続ける。少し道を外れるとガーミンが違うルートを探し始めるのだが、その間画面が停止し、どこにいるのかわからなくなる。ブルベというよりラリーをしている感じだった。

あと今回チェックポイントがすごく多い。

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フォトチェックポイントが11、PCが2。

チェックポイントを見逃すと完走にならないので油断できない。うっかり通過すると戻る必要がある。特に夜、ライトも進行方向しか照らさないので左右も気を配る必要がある。

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フォトチェックの写真も撮影したらすぐ整理しておかないとあとでわからなくなる。

あと島の中、夜中は猪が多い。細い道で群れに遭遇したり、大きなオスに遭遇したり、恐ろしすぎた。

次に難しかったのが渡し船。コース中に4回も船に乗る必要があった。船での移動の距離は走行距離から除外されているが、船を待つ時間や乗船時間も時計は止まらず制限時間に影響する。

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最初からいきなり船が出たばっかりだった。これでまるまる20分待ち。

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船の中では小休憩。この隙に携帯やガーミンの充電状態をチェックしたり、LINEしたり。

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ブルベの題名にもなっている歌の港の渡し船は港に船がいなければブザーを押して船を呼ぶスタイル。

船が沖で停泊していることもあるし、向こう岸にいることもある。

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呼んで戻ってきたらうれしい。

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尾道は短い時間で通過しただけ。

尾道ラーメンとかお好み焼きを食べたい気持ちはあったけど、チェックポイントを回ったり、船に乗ったりで時間に余裕がなかったので今回はパス。

港から見えるあの山の上にレッドブルライドを観にきたなーとか、一人感慨にふけってた。

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尾道の折り返しでまだ残り230km。半分以上ある。

ただ結果的に往路に比べてアップダウンが減ったのと日が暮れて少しは楽になったかな。

暗くて道間違えは多くなったけど。

ひたすら自転車漕いで四国に戻って、道後温泉で夜明け。

温泉に入ってみたい気持ちはなくなっていて、それより早く家に帰りたかった。いやもしここでゴールなら温泉入ってたのに。残念。

ここからは残り70kmくらいかな。もうトラブルさえなければ時間的にも体力的にも完走できる。

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本館の工事中の囲い。
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皇室専用の湯殿など見てみたかったけど我慢。

次は気楽に観光で来る。
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道後温泉のシンボリックな本館。

もっと温泉街ってごちゃごちゃしたいかがわしいイメージを持ってたけどスッキリしてキレイだった。

道後温泉から大きな峠を越えると、もう東予までは下り基調。最後までなぜか脚は元気だった。

ただ内臓の調子がイマイチで後半あまり食べられなくなった。
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公式には24時間17分。

ゴールのコンビニのレジがすごく混んでて待たされてドキドキした。レジの打刻印が正式なゴールタイムなのだ。ま、完走できたので大したことないけど。

ゴールして、帰るために駅へ。

駅までの途中1パンク。

帰りは京都まで電車。

船か新幹線か迷ったけど普通電車で。

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けっこう時間かかるけど、船を使うよりは速い。

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あと青春18きっぷだったのでだいぶ安いかな。

帰宅してご飯食べてビール飲んでそれから体重計に乗ったら行く前より2.5kg痩せてたのでブルベすごい。