朝焼けの中で

ぶらいあんの自転車日誌

yoeleo R11 rim インプレッション

yoeleo r11 rim インプレッション

 

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インプレッションって印象なので時間が経過すると薄れてしまう。今回は最初に感じたインプレッションと600kmブルベを一気に走ったインプレッション(自腹です)。

フレーム yoeleo r11 rim

コンポ sram red 22

ホイール mavic cosmic carbon SLR40

サドル fabricカーボンレール

pedal shimano XTR

バーテープ、ペダル込みで7kg(測量時タイヤはビットリアコルサチューブレスレディ25c、ライトとサイコン、ボトルケージは無し)。

ヨーレオR11RIMは新品で買えるバックヤードビルダー向けのヒルクライム用フレーム。これ以外にリムブレーキ用の軽いカーボンフレームを探すことは難しい(ヨネックスを除く)。

カタログ値でフレーム875g、フォーク390g、シートポスト204g、ステム一体式ハンドルバーが約400g。

すごく高い自転車と比べるとたいした軽さではないけど、そこそこ軽い。20年前だとフレームだけで1400gでも軽い部類。

ちなみにスペシャライズドのエートスやトレックのエモンダのような完成車だと100万以上ださないと6kg台の自転車は難しいのでフレーム、フォーク、ステム一体式カーボンハンドル、カーボンシートポスト込みで20万円なら安いかも。ただ手持ちのパーツ無しで一から組み立てるとそれはそれで高くなるけど。

最初組み立ててすぐに乗った印象は、軽くて剛性があり、走りがキビキビ。キビキビというかシャキシャキというか乾いたキレのいいフレーム。しっとりとかしなやかといった感じは無し。

600km乗った後に一番感動したのはカーボン製ステム一体式ハンドルの良さ。

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第一印象は「普通」。もっとガチガチかと思ったけど固過ぎないし、たわむような柔らかさも無い。いい意味での「普通」。昔の軽量ハンドルだとブレーキした時しなる感じがして、それが乗り心地の良さと勘違いすることがあったけど、このハンドルは私ではしならせられない。今まで300kmとか自転車に一日中乗っていると手のひらと指が疲れて痙攣したり痺れたりしたけど今回600km乗ってもそういう手のトラブルは感じなかった。手のひらだけで無く、肩や背中の疲れも少ない。これが一番良かった点。形状も上面が広く平らな面に手が置きやすい。ただ他メーカーのハンドルを試したことがないのでyoeleoだから良かったとは言い切れない。

フレームは乗る人を選ぶフレームかもしれない。ゴルフのシャフト(棒)や釣り竿だと硬さを選べたり、先調子などしならせたい部分まで選べるのに対して、自転車はフレームサイズしか選べない。このフレームは私には少し硬い気がする。もう少し踏める人にはちょうどいい硬さだと思う。私でもマイナス2度くらいの長い下り坂を重いギアで踏んでいる時や、ゆるい登り坂をダンシングで駆け上がる時は気持ちがいい。ただド平坦や激登りの坂だと踏み切れないのでつい軽いギアを選んでしまう。そうすると走りは体感的に気持ちよくない。選べるならフレームはパワーに合わせて選択肢があってもいいかも。C1、C2、C3と自分のパワーに合わせてフレームの硬さが選べればいいと思う。見栄張ってプロ用の最高級フレームを選んで失敗することもなくなる。

今回600kmブルベを走って感じた悪い点はやっぱりリムブレーキの自転車は雨はダメ。特に土砂降りの中、長い下り、カーブ、路面が荒れている、夜、悪条件が重なると生きている心地がしない。高価なカーボンリムのホイールも雨だと制動力も悪いし、ずっとブレーキをかけて下るのもリムに悪いし、高いので壊せないしで最悪だった。夜の雨の京見峠の下りは自転車降りて押して下りたいくらい。変速性能も電動に比べて精度が出しにくいのでチャラチャラうるさい。

逆に良い点の1番は輪行時、アパートの階段などで非常に軽いこと。1kg軽いだけで自転車を肩にかついでする電車の乗り換えがかなり楽。リムブレーキでクイックリリースは自転車を輪行袋に入れる時の作業がディスクブレーキよりかなり速い。

あと走りは自転車が軽いので出足も軽い。ゼロ発進が軽いので登りで止まりそうなスピードからの加速もいい。

わかりやすく言うと、天気がいい日の、登りが多い、3時間くらいのサイクリングやヒルクライムに最適ってこと。たまに輪行もおすすめ。雨はダメです。ぐだぐだ言うならもう一台他の自転車を買えばいいだけの話。

 


以上雑感でした。