朝焼けの中で

ぶらいあんの自転車日誌

関西シクロクロス 第6戦 烏丸半島

スタート位置は17番。前から二列目。周りは速いシード選手ばかり。なんとか粘って残留切符を年内に持って帰りたい。そう願って並んでいた。

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スタートに召集される前、まだ残留の決まっていない仲間たちと来季の再就職先を話し合っていた。私は一応切符を二枚持っているが一枚も無い選手にとっては深刻な話題である。C3で走るか、CM3で走るか。C3だと時間は短くなるけど、レースの厳しさ、激しさは変わらない。CM3ならもしかして上位で走れるかも。がんばればCM2も狙えるかもしれない。そんな話をしているうちに召集、スタート。
スタートして、舗装路を猛スピードで駆け上がる。恐怖しかない。後ろから来る集団に一瞬で飲み込まれる。オフロードに入って25番くらい。オフロードなので速度が少し落ち、恐怖感はなくなる。最初の難関の狭いコーナーで人が団子になって詰まっている。自転車を担いですり抜け、シケイン最上段で自転車に飛び乗り、坂を下る。一気に10名以上ごぼう抜き。12位に浮上。驚きの好順位。残留権利は30位まで。もしかしてここで残留できるかも。そんな夢をみた。あと18名抜かれても残留できる。
1周目はなんとかあまり抜かれずに終わる。そこから抜かれて行く人数を数えながら走る。毎周5名くらいずつ抜かれる。30分を過ぎる頃には30位オーバー。もう後がない。抜かれても着いていけない。応援してくれる人の順位カウントもなくなってしまった。もう無理だ。
もともと苦手コースだったんだけどスタートからの展開が良かったので一瞬夢を見てしまった。浮かび上がった夢が無残に消えてしまった。期待を持ってしまったぶん落ち込みが大きい。C2で走るにしてはスピードが無さすぎる。でも今さら急に速くなれそうにない。残留するには最弱選手を勝たせるすごい策が必要だ。とりあえず年末年始風邪ひかないように気をつけよう。
年明け第一戦希望ヶ丘、なんとしても決めないと残りは苦手なコースが続く。1月末日吉でダメなら岡山遠征申し込むぞ。それでダメなら茨城か!?